2006年11月11日

◆あたえゆうき

人形作家「与勇輝」は本名である。パリ・バカラ美術館からの帰国展がいま、全国を巡回している。小津安二郎監督の映画にまつわる19体の人形が話題となり、銀座・松屋は会期13日間で17万人、1日1万3000人が詰めかけた。同店は90年から4回の展覧会を開催、来場者は回を追うごとに増え続ける。今回もデパート展の入場記録を更新、日本で最も集客力のある作家である。

10月初旬、大阪・難波の高島屋大阪店ホールもあふれかえっていた。入場者数も半端ではないが、観客が人形を前に動かないのである。「ひとつの作品を見る時間は絵画などの3倍以上」、それが混雑に拍車をかける。会場で、女性3人連れの会話に聞き耳を立てた。「こんな悪ガキ、よういたわ」「あっ、このおばちゃん、どっか、あの人に似てへん?」「こんな火鉢やきせる、あったなぁ……。使い古しの感じ、本物そっくりや」。額をガラスに押しつけて、昭和への郷愁はとめどない。

与勇輝)あたえ ゆうき)
posted by コジー at 11:32| 東京 🌁| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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